誇大自己症候群

誇大自己症候群 (ちくま新書)

誇大自己症候群 (ちくま新書)

「普通の子」が、些細なことから突発的に凶悪な事件を起こす。
彼らはなぜ、世間を震撼させる犯罪者になったのか?従来の精神医学ではとらえきれない病理を、「誇大自己症候群」という切り口から探る。
そこに共通するのは、幼児的な万能感やヒーロー願望、現実感に乏しいファンタジー傾向、他者への共感性の欠如や自己正当化などである。
そしてそれらは、とりもなおさず、現代の大人たち、ひいては社会全体に見られる心的傾向なのだ。
本書では、この病理を徹底分析、自己の呪縛が肥大化した現代を検証しつつ、その超克を見据えた画期的論考。

紀伊国屋書店BookWebより

個人的には症候群という名前をつけてしまうとそっから先考えなくなることが多いので好きではないしあまりに子供のころの子育てに責任を押し付けるのはもっと好きではないので読んでみる予定
 
大人にも自分の人格の責任を親に押し付けて安心させるような流れには激しく違和感(←ちょっと勢いがあまり気味)

追記:
本屋でちょっと覗いたけど何を考えてるのかよく分からない事件の犯人の考え方やそういう考えが育つ過程というのが澱みなく分かりやすく書かれててやっぱり読むのがつらいので買う気が起こらず挫折