サウスバウンド
昨夜勢いで読了
すますまもあいのりも見ずに読み終わったときは朝にかかってたような
- あらすじ
- ろくに働かない無政府主義者の揉め事大好きとうちゃんが東京では暴れ足りずに西表で野生化して大暴れ
- 読後感は爽快
- 割と無茶苦茶なお話の流れなのに出てくる変な人たちが普通に想像する程度の変さなのでいまひとつ愛を感じられない
- 前半は人間ドラマも入ってくるけど後半はファンタジー
- ファンタジーっていうのは現実の生活の延長とつながらないという定義(と稲葉先生が書いてはった〔と思う〕)で
- 前半はそうとうあっちの人だったお父さんも西表にくると頼もしいお父さんになっててお母さんもお姉さんもすっかり元気になっててやっぱり南の島がすべて解決?
- でもハイヂ読んで自然はいいねえっていう話なのになぜか都会の生活の方に魅力を感じてしまう間違った感性で読むと中野ブロードウェイの方が楽しそうに見えてしまったり
- 島だと欲しいものはほどほどに余ってて流動性が異常に高いので貨幣社会になってなくって「日本国」から輸入するもののためにだけ日本円があるような話はどこまであり得るのか
- いうか八重山の反抗の歴史というのを強調してて政府に反逆的なのにそもそも八重山諸島が日本であることに対して何もおかしいと思わないのかとか
- 何も考えずにこの本と同時に「資本」論を読み始めたけど考えたら「資本」論ってあるべき社会とは何ぞやというお話なのですごく正しい組み合わせだった?