甘いカレー

ルーの甘さではなくて素材の持ち味を精一杯引き出して甘いカレーを作ってみようと思いました


材料は牛肉薄切り150gに玉ねぎ2個人参2本じゃがいも3個とニンニクひと片
それぞれの材料ごとに理論的経験的に最も甘くなるような調理をして結果を検証してみました


まず人参は茹でると甘くなるわけですが
ぐらぐらと長い間茹でるとエグくなるので沸騰寸前で弱火にして長めに茹でるという話が文献でも経験でも正しいと思います


そんなわけで大きめに乱切りした人参を水から茹でて沸き立ってきたら弱火にして約15分茹でることに


次にじゃがいもは人参より早く茹だるので人参の鍋が沸き立ってきたところへ適当に切ってほり込んで同じく弱火で


さてある意味カレーの主役の玉ねぎは薄切りにして炒めるわけですが少し多めの油でニンニクスライスを熱して香りを出してから玉ねぎを投入
ややあめ色になるくらいまで根気よく炒めます


実際には鍋にじゃがいも入れてからフライパンで玉ねぎ炒め始めたらちょうど15分くらい炒めていい感じになりました
そのまま鍋に投入してフライパンに水を入れてから底についているものも全部投入
この段階で鍋を味見するとすでになんだかすごく甘いですよ


このあたりで肉はどうしたと言われそうですが牛肉の薄切りなんて焼いたらすぐに火が通るし長々と煮込む意味はありませんね
玉ねぎ炒めたフライパンで続いて牛肉炒めて最後に鍋に入れたら十分です
ところですき焼き理論によると牛脂と砂糖はすごく相性が良いのですき焼きと同じく砂糖をまぶして炒めて少しして砂糖が少しカラメル化したところで肉を鍋にほり込んで具は勢ぞろい


あとはルーを溶かして完成ですが味が濃いので少ない量でも大丈夫でしたよ
ウチは辛口と甘口で鍋を分けて作りました


結果はすべての具のバランスの良い見事に甘いカレーになりました
甘口カレーは当然として辛口カレーも口当たりは甘くて後から辛さがやってくるといういい感じの味わいになりました


3合のご飯がすぐに無くなりましたよ